厚生労働省は、缶ビールやチューハイなどに含まれるアルコールについて、容器にグラム単位で表示するように業界に求める方針を発表しました。
厚生労働省は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病のリスクが高まるアルコール摂取量の目安を、一日当たり男性が40グラム、女性が20グラム以上としています。350㎖缶でアルコール度数5%のビールは、アルコール含有量は14グラムになります。
現在、法律ではアルコール度数の明記が義務付けられていますが、量は対象になっていません。高アルコール度数のチューハイも人気が高く、気が付かないうちに多量に摂取してしまいアルコール依存症への可能性もあると懸念されていました。
このことから、アルコール含有量のグラム単位での表示を業界に求めることを決定し、「アルコールによる健康被害への対策を定める基本計画」に入れ込みました。そして、2021年3月26日に閣議決定されました。
大手メーカーはアサヒビールを筆頭に、今月末からアルコールの含有量をホームページにグラム単位で掲載予定です。キリンは2024年までに容器への表示を開始するそうです。
健康で楽しくお酒を飲めるように、適量は知っていたいですね。今回は、ニュースをお届けしました。