第12回 日本酒の種類 ー純米酒・本醸造酒・吟醸酒ー

皆さん、こんにちは。吞もかな通信運営部です! 千葉はもう、桜は散ってしまいましたが、お花見楽しめたでしょうか。なかなか新型コロナウィルスの影響で、大人数での宴会はできませんが、春のお酒も楽しみたいものですね。第12回吞もかな通信は、一年を通じて楽しめる日本酒の種類についてご紹介していきます。

はじめに

日本酒というと、純米や、本醸造、吟醸と様々な種類があり何を頼んで良いか分からないということもあるのではないでしょうか。同じ銘柄でも、どの種類かによって味わいが異なります。今回は、それぞれの違いをご説明していきます。

日本酒の分類

日本酒の分類は複雑に思われるかもしれませんが、大きく分けて材料と精米歩合の二つのことを抑えれば把握できます。精米歩合とは、お米をどれだけ削ったかということです。では、以下で詳しく見ていきます。

材料での分類

純米酒:材料にお米と水しか使われていない日本酒
本醸造酒:材料にお米と水、さらに醸造アルコールを添加した日本酒

醸造アルコールを使用しているか、いないかで純米系と本醸造系に大きく分けることができることが分かりました。

精米歩合での分類

大吟醸酒:精米歩合50%以下
吟醸酒:精米歩合60%以下
特別酒:精米歩合60%以下で、特別な製造方法で作られる

(参考)
本醸造酒:精米歩合70%以下
純米酒:規定なし

大吟醸と吟醸は「どれだけお米を削っているか」の違いでした。お米の外側に多く含まれるタンパク質や脂質などが雑味の原因になります。精米歩合が5%違うだけで、味が大きく変わると言われています。同じ銘柄で、異なる分類の日本酒を飲み比べしてみるのも良いですね。また、大量のお米から少量しか作ることができないため、精米歩合が高ければ高いほど高級なお酒になります。最近は精米歩合10%という、お米の芯のみで醸したお酒もあるそうです。

まとめ

材料と精米歩合を組み合わせれば、どんな日本酒か簡単にわかるようになることが分かりました。純米酒大吟醸は、精米歩合50%以下のお米と水のみで造られた日本酒。吟醸酒とあれば、精米歩合60%以下のお米と水と醸造アルコールで造られたお酒というわけですね。聞き慣れない名称であるだけで、内容が分かれば分類は分かりやすいです!

特徴

純米系の種類と味の特徴

純米酒は、「純米酒」「特別純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」の四種類に分けられます。

・純米酒
お米の旨味を感じ、お米本来の個性を味わえるのが特徴です。酒蔵によって、味が大きく変わります。

・特別純米酒
特別な醸造方法で醸すことが必要ですが、特別な醸造方法については実は特に決まりはありません。どのような醸造方法を「特別」とするかは、蔵元の判断に任されています。
米の旨味、醸造方法による個性など、原料と造りの調和がとれた、「いいとこどり」のお酒です。

・純米吟醸酒
華やかな香りがあることが特徴です。また、お米の旨味際立つものが多いです。

・純米大吟醸酒
お米の中心部を贅沢に使っているため、お米の研ぎ澄まされた旨味が特徴です。旨味も強く、香りと味わいのバランスが取れているものが多いです。

本醸造系の種類と味の特徴

本醸造系は、「本醸造酒」「特別本醸造酒」「吟醸酒」「大吟醸酒」の四種類に分けられます。サトウキビを原料とした純度の高い醸造アルコールを適量添加することでスッキリした味になることが特徴です。

・本醸造酒
米の旨味が濃厚な純米酒に比べ、淡麗でさらりとしたものが多いです。クセがなく、初心者にも飲みやすいことが特徴です。

・特別本醸造酒
米をさらに磨いているため、スッキリとした雑味のない味わいになる傾向があります。

・吟醸酒
他のお酒に比べると「香味」が大きなポイントのお酒です。豊かな香りと味わいのバランスにこだわって造ったお酒です。フルーティーな香りを存分に楽しみましょう。

・大吟醸
雑味がなく、すっきりと滑らかな飲み口で、淡麗・辛口でありながら、フルーティーで華やかな吟醸香が特徴です。

おおまかにそれぞれの特徴をご紹介しました。日本酒によって、特徴から外れるものもありますが、一つの目安としてご自身の好みが分かるまでは参考にして頂ければと思います。

まとめ

なかなか、好みのお酒に出会えないという方も、何かを基準に飲みくればていけば理想の一杯に出会えるかもしれません。種類の違いを知り、自分の好みを知っていきたいと思います。また、日本酒はこの他にも、作られる工程での違いがあるようです。次回、続けてお届けしたいと思います!

関連記事

  1. 第3回 冬と言えば熱燗 ―美味しい熱燗の温度― 

  2. 第14回 日本酒の種類② ―生酛・山廃・速醸―

  3. 第10回 麹の違い ー黄・黒・白ー

呑もかな通信一覧へ