こんにちは、吞もかな通信運営部です! 緊急事態宣言は解除になりましたね。感染対策をばっちりした上でお酒を楽しんで頂ければと思います!! 吞もかな通信第15回目は、今まであまり触れたことのなかったワインについてお伝えしていきます。
目次
はじめに
普段、何気なく見ているワインボトルですが、よく見ると形が違います。今回は、何故ワインボトルに形の違いがあるのか調べてみました! 実は、形の違いは地域ごとの特徴でした。今回はボルドー、ブルゴーニュ、アルザスのボトルを以下で詳しく見ていきます!
ボトルの種類
ボルドー
いかり肩の形は、ボルドー・ボトルです。フランスのボルドー地方で普及している形です。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ソーヴィニヨン・ブランの品種によく使われます。
ボルドーでは、タンニンが豊富なワインが多く生産されてます。これらのワインは、熟成を経ることでタンニンが結合し澱が発生することがあります。ボトルの肩で澱を停留させることで、澱がグラスに入ってしまうのを防ぐ役割を果たしています。そのため、タンニンが多いワインはこの「いかり肩」の形をしています。
ブルゴーニュ
なで肩の形は、ブルゴーニュ・ボトルです。フランスのブルゴーニュ地方で、広く採用されています。シャルドネ、ピノ・ノワール、シラー、ローヌ・スタイルのワインに使われています。
昔、ブルゴーニュのワインはカーブと呼ばれる地下室にワインを貯蔵していました。カーブは狭く、ワインを置く場所が限られていたそうです。そのため、上下互い違いで収納できる「なで肩」の形になったと言われています。また、ブルゴーニュワインは、熟成中に何度も澱引きをし、瓶詰めの際にも、ろ過をします。入念に澱を取り除くこともあり、滑らかな肩のボトルにできるのです。
アルザス
背が高いフルート型は、アルザス・ボトルです。リースリング、ゲヴェルツトラミネルなどのドイツの伝統的な品種を使った白ワインに使われます。
良く冷やして飲まれることが多いので、ボトルが細いと氷水に漬けたときに素早く冷やすことができるのため、この形になっています。
まとめ
ボトルの形は、そのワインの特徴に合わせて造られていたことがわかりました。少しの形の違いでも、そのワインをより美味しく味わってもらおうという工夫が感じられますね。
ボトルの形からある程度は、どのようなワインか分かるので、これからは、ボトルの形にも注意してみようと思います! 今回は、ワインボトルの形と産地の関係をお伝えしました。