皆さんこんにちは、吞もかな通信運営部です! 今回の吞もかな通信は、前回に続いて、吞もかなに掲載して頂いているSHOT BAR Willy’s(柏店)さんのインタビュー後編です。今回は、マスターの福嶋さんのご経歴などについて深堀していきます!
目次
Interview
今回は、福嶋さんのご経歴や、Willy’sで働かれるようになった経緯、バーが好きな理由などをご紹介していきます。
僕が僕らしく働ける空間
willy’sで働かれるようになったきっかけはなんですか?
実は、元は西口の他のバーでバーテンダーをやっていました。その頃は、SHOT BAR Willy’sにお客さんで来ていて、お店を3~4時に閉めた後、朝の8時までやっているWilly’sで飲んでました。
なので、働くとは全く思っていなかったです(笑)。当時働いていたバーが経営不振で、お店を閉めることになってしまいました。それを、閉店の1カ月前に突然オーナーから言われて、、、。閉店を周りに告知したら、チラホラ色んなお店からお声をかけてもらえました。それが自信にも繋がったし、このキャラと知識量で雇ってくれるという所があるんだと思って嬉しかったですね。
お誘い頂いた中からwilly’sを選ばれた決め手は何だったのですか?
家から一番近かったからWilly’sを選びました(笑) 勿論、それもあるけど、僕が僕らしく働ける空間造りをしてくれそうなオーナーと、お客さんで来ていて長い付き合いだったのと、自分のポリシーを曲げずに、そのままの自分と自分の接客術で行けると思ったからです。見事その通りだった。特に面接もなく、履歴書も書かずに、
オーナー「ふくちゃん、働く?」
福嶋さん「はい、お願いします!」
オーナー「じゃあ、来月からで!」
そんなやりとりをしたら、名刺が刷り上がっていて、仕組まれる?!と思ったよね。でも、前のお店が閉まった翌日からWilly’sで働けることになり、くいっぱぐれることなく、ありがたかったよね。オーナーの人柄のおかげ。同じ値段でも、面白い人から買うでしょ。それと同じだよね。
バーが好き
どうしてバーテンダーになったのですか?
これは、非常に単純に仕事がなかったからです(笑)。でも、まずバーテンダーが好きで、バーが好きだったんですよ。
27歳からバーテンダーを始めました。だから、今年で10年目になります。それまではアルバイトでした。土間土間のバイトを4年くらいしていて、それまでも飲食店でしたけど、その勤めた土間土間が自由奔放で、個々の接客を伸ばしてくれるお店だったんですよね。その時に今の接客を確立したというか、一個提供していく毎に一笑もらえるようにしてました。「無料のお冷です」とか言って(笑)。
サービスとは違うものがある
バーが好きになったきっかけは何かありましたか?
初めて行ったバーが、今でも柏にあるバーなんですけど、何というか、マウントを取るバーというかですね。そこのマスターは、お客さんに氷を買いに行かせたりするバーだったんですよ。
でも、何か自然と買いに行きたくなるんですよ、そのマスターに頼まれると。冷蔵庫もわざわざ遠くに置いてあって、そこに瓶ビール置いてあって、「自分で取ってくれる?」っていうバーでした。常連さんになればなるほど、自分で何にも言わずに取りにいって、自分でプシュッ開けて、飲んだりするんですよ。
で、それがねぇ、あぁサービスとは違うものがあるんだと思ったんですよね。チェーン店のお店や、パブとは違うモノがバーにはあって。何かそこが面白くて、ここの常連になりたいと思った。魅力的なマスターがいて、そのマスターの手下とは言わないけど、タバコでも差し入れちゃおうかなって思うような感じでした。
カランカランって入って来て、
お客さん「どうもマスターこれお土産」
缶コーヒーとタバコを渡して
マスター「わかってんじゃん」
というやり取りをみていると、「ドラマじゃないかコレ!!」と俺が好きな2.5次元だと思うわけだよね。これになりたいわけではないけど、近いものへの憧れがあるというか。
実は、もともとは俳優志望で、これはまさに劇場型じゃないかと思いました。みんなもどっかでキャストになりたがるんだよね。バーというステージがあって、もし皆の日常という映画があったとしたら、そのバーはワンシーンであって、そこで名脇役でいたい。あくまで、主役はお客さま。勿論ここにいる以上、僕がバーの主人公なんですけども。でも、いざドア出て帰る時は、独りぼっちだからさ、一気に現実に戻されるわけだよね。溜息もつくし。でもその辺が面白いんだよね、バーの魅力ですよね。
フクシマという成分を補いに来てくれる
嬉しい瞬間はどんな時ですか?
「無くてもいいんだけど、体内にフクシマという成分があり、それが渇望していると、補いにくるんだ、何かサプリメントではないけどさ」と言われた時は嬉しかったです。フクシマ不足で補給しに来てくれるお客様がいるというのは、やっていて良かったと思いますね。淡々とした日々のちょっとした非日常を提供できているのではないかという喜びがこの言葉をもらった時ありましたね。
お客様へ一言お願いします。
構ってくれてありがたいです。ハードルは低く、態度も良くないので、ため口で話てしまうこともありますが、、、。来てくれたらありがとうございます。歌が好きな人が来てくれると嬉しいですね。1曲100円、試しやすいと思います。あと、これ歌ってくださいとおごることもできるので、そこも面白いシステムだと思います。俺が聞きたくてサービスしたり、「ハモリたいから、これハモろうぜ」でサービスすることもあります(笑)。僕も歌うっていうのが肝かな。お酒を放っておいて、歌っていたりもしますが。皆待ってくれるので、感謝ですね。
まとめ
「バーの魅力とは何か?」を考え続けている福嶋さんだからこそ、皆さんが最後に寄りたくなるバーになっているのだと思いました。ついフラッと寄ってしまう、家の一歩手前にあるようなバー、SHOT BAR Willy’s。新たな出会いと、お酒と、雰囲気を味わいに是非一度、大人の秘密基地で非日常に浸ってみてはいかがでしょうか。
前編・後編の2回にわたり、SHOT BAR Willy’s(柏店)さんをご紹介しました! 徐々に吞もかなの掲載店様をご紹介できればと思っています。今後もお楽しみに!